
バンコクってどんなところなんだろう

鉄道市場ってどんなところ?

弾丸旅行でバンコクに行きたい
こんな疑問にお答えします。
✔︎ 本記事の内容
・夕闇迫る鉄道市場へ
・国立博物館へ
この旅について

2019年2月、10日間で東南アジアをカンボジアからシンガポールまで南下する一人旅に出ました。予算は8万円くらいです。
前回のアンコールワットに引き続き、今回は、バンコクで訪れた鉄道市場・国立博物館についてお話しします。
AirAsiaでバンコクへ

初めてのAirAsia。すでにチェックインカウンターは長蛇の列で、間に合うのか少々不安になりつつも、案外あっさり荷物を預けることができた。パスポートコントロールと保安検査へ。免税店を抜けて出発ロビーへ。小さい空港だけど、新しめなのか清潔感があって良い。お土産屋さんを見たり、吉野家があって嬉しくなって入ってみたりしたらあっという間に搭乗時刻。カンボジアにも吉野家があることに驚きを隠せなかった。海外だからか、空港だからか、はたまたその両方のせいか、牛丼並盛りが500円。

AirAsiaの広告で見たような東南アジア系のCAさんに迎えられて機内へ。すっきりしない空の下飛行機はすぐに離陸して、カンボジアの大地があっという間に眼下に広がる。また来てみたいところが増えた、と思えばすぐに雲に突っ込んでガタガタ揺れる。少し眠っているとすぐに着陸に入るというアナウンス。右に2回曲がってドンムアンに着陸。タイ、バンコクにやって来ました。
いわゆる沖止めというスタイルで、バスでターミナルまで移動。ドンムアンはスワンナプームができるまではバンコクのメインの空港だったみたいで広く、日本でいうと昭和を感じさせる古さだった。
パスポートコントロールのスタッフがパスポートに書かれたJAPANの文字を見て「こんにちは」と言ってくる。それにWhat should I say こんにちは in Thai language?と返すと、「チャワディカー」と教えてくれた。そうだ、昨日の台湾の美人に教えてもらったんだ。覚えやすいね、とか言ったけれど嘘八百。1日で忘れてしまった。
到着便が重なったのか、待つこと1時間弱。ようやく入国。1万円だけ両替して、SIMカードを追加で購入。東南アジアほぼ全域対応しているSIMカードはタイの会社だからか、タイではローミングができないという罠にハマる。

そしてバスで市内へ。バスは5分ごとに運行しているようで、すぐにやって来た。何もモニターとかそういう類のものがないからどこで降りれば良いのか分からず気がかりだったけれど、Mochit駅でみんな降りるはずだから何とかなるかな。数えるほどしか客を載せず、トロトロ出発したバスは国内線ターミナルに到着して大勢の客を乗せる。昔よく乗った都バスの朝ラッシュと同じくらいの混雑。少しずつバスは加速して高速へ。音楽を聞いているとバスの車掌さんがやってきて30バーツ徴収される。レシートなのか切符なのかよくわからないが、少し破られた紙を渡される。
バンコクはトヨタとホンダ、日産、マツダの車が多い。しかもバンコクは想像の数百倍都会で、日本にいるかのような錯覚に陥る。たまに目に入るタイ語さえなければ大阪の郊外ですと言っても通じるレベル。割と衝撃的だった。20分くらいの乗車でMochit駅に到着。ここからは地下鉄に乗ってホテルのあるラマ9世駅へ。さらに15分くらいかかった。新しく綺麗な地下鉄で、立ち客用のスペースが広いのはありがたい。堂々と大きいバックパックを置ける。

駅から近いゲストハウスだと喜んでいたのも束の間、回り道をしないと辿り着けないことに気づく。なんだかんだで10分以上は歩かなければいけない。真夏の10分はかなりしんどい。ホテルの場所もよくわからずしばらく彷徨って到着。窓がない部屋は辛そうだな、というのが初日の感想。抜け出して別のホテルに行こうか、と考えていたかもしれない。ベッドの上でゴロゴロしていると少し落ち着いてくる。今日どこに行こうかと調べて、少し昼寝をしているうちにあっという間に18時に。

夕闇迫る鉄道市場へ

ホテルを出て少し北へ。渋滞が激しい。歩くこと1kmほど、お目当てのショッピングモールに到着。ここの駐車場からタラートロットファイラチャダー、鉄道市場の夜景を眺められる。
先に地下のフードコートで腹ごしらえ。タイ語が何も読めないので写真と睨めっこしながらフラフラしていると店員のおばさんに声をかけられる。辛くないものものはないかと聞いてみるが、ないらしい。せっかくなのでそこのお店の辛い肉とご飯のセットに挑戦してみよう。辛い。本当に辛い。韓国よりはましだけど。30バーツ余っていたので水を買い、串刺しの肉を買って誤魔化した。

いよいよ駐車場の4階へ。目の前には、すぐに金平糖のごとく色とりどりな屋台が連なる景色が広がる。ちょうど夕闇が迫ってくる頃合いで、空のコンディションもなかなか良い。アンコールワットに続きまたしても絶景に出会ってしまった。
下に降りて少し屋台を散策。一人で屋台を楽しむ気にはならないから、雰囲気を味わいながらぶらぶらしてみる。帰りも同じ道を辿ってホテルへ。しばらく写真をいじったりこの日記を書き進めたりして、就寝。
国立博物館へ

珍しく早起きに成功。昨日帰りにセブンイレブンで買っておいた15バーツの大きめのパンで朝ごはん。15バーツは流石に安すぎないか。8時前に出発。昨日とは違う細い道で駅まで行く。それはまさに東南アジアの朝方の風景が続く道だった。
ラマ9世駅は「ここは東京か」というレベルの朝ラッシュ。地上の渋滞があれだけ激しいのだから、地下の混雑がこれほどでも驚きはしない。2本電車を見送って、3本目でようやく乗り込める。ファランポーンまで乗り通し、そこからGrabタクシーで国立博物館へ。ちょうどいいバスや電車がなく、タクシーに乗ってみた。100バーツくらい。日本と比べると安いが、タイの中で比較すると決して安くはない。

国立博物館で日本語ガイドに参加させてもらう。海外で日本語を滝のように浴びると、なんとも言えぬ安心感を覚える。最初に建物の装飾の説明、何時代があったのか、という解説を受けて博物館の中へ。様々な仏像の展示を見る。よく見てみると、クメール人らしい顔をしていたり、モン人らしい顔をしていたり、表情が多様。もう少し年取ってから来たら楽しめそう。知識がなさすぎてついていくだけで精一杯だった。

次はブッダの一生を描いた壁画の解説。ブッダの漫画は読んだことがあるが、内容はすっかり頭から消えてしまっている。近いうちに読み直したいところ。壁画は自分で見たら「へー」と思うだけで全スルーしてしまうから、こうした解説があるのはとてもありがたい。どうやって生まれて、どう悟りを開いて、どう涅槃に入ったのか。詳しいことまでは覚えていないけれども、その時は理解できた気がする。
そしてタイの芸術品の展示へ。人形劇に使われるお面や人形の展示、器、王にプレゼントされた夜光貝の装飾が施された蓋など。最後に見た夜光貝の装飾が施された蓋は自然の輝きを放っていて、美しいなと見惚れてしまった。
最後に王の葬儀に使われる道具の保管庫へ。どれも金色。タイらしいと言えばタイらしい。王を神の世界へ送り届けるためのものだとか。通りで金色が派手なわけだ。

こうして日本語ガイドツアーを終えて11時半くらいになる。早起きしたせいかお腹が空いたので適当に店を探しながらあてもなく王宮の方へ歩いていると、偶然パッタイと書いてあるお店が。パッタイは一度食べてみたかったから迷わず入店。パッタイとライチジュースを注文。パッタイは噂通り美味しいし辛くないし、むさ苦しい気候の中で飲むライチジュースは至福の一言に尽きる。
東南アジアを旅して分かったことは、熱帯の気候の中で飲む甘く冷たい飲み物は、心の底まで潤してくれるということ。次は、バンコクの有名な寺院へ足を運んでみます。
続きも更新していきます。何かあればコメント、DMなどお気軽にどうぞ!
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